ブランドとは?新事業に必要なブランディング戦略

戦略

「ブランド=高級」ではない

「ブランディングが重要」とはよく聞くと思いますが、そもそも「ブランド」とは何でしょうか?
日本ではヴィトンなど名の通った銘柄の高級品を差して「ブランドもの」というい言葉が定着しています。また、「ブランド」があると、値段が高くても売れるという側面があります。そのため「ブランド=高級なもの」というイメージが強いかもしれません。
しかし本来「ブランド」という言葉自体には、「高級」という意味はありません。そのものの意味は辞書では「焼き印」(目印)や「銘柄」などと説明されています。
「高級ばかりがブランドではない」ことがよくわかるのが「無印良品」です。「ワケあって安い」という有名なキャッチフレーズと統一感のあるシンプルなデザインは「ムダを省いているからこそ安い、良いものを揃えている店」というブランディングの好例です。

ブランディングに情報発信が有効な理由

さて、類似のプロダクトが一般に顧客からそれがどのようにみているのかを表したのが次図です。

よくよく見れば小さな違いがあっても、顧客には同じようなサービスに見えてしまいます。そうなると「もっとも」規模が大きいものや「最安」を選ぶはずです(業界「No1」や「最安」はそれ自体、非常に強いブランドなのです)。
もし、規模や価格で勝負せず選ばれるには、オンリー1の存在として認識してもらう必要があります。
そして企業の「オンリー1」の取り組みやノウハウ、想いを発信し続けることが、強いブランド(目印)形成にもつながると言えます(次図)。

オウンドメディアをブランディングに活用する

さて、2015年に刊行された『経営者のためのウェブブランディングの教科書』(佐野彰彦著/幻冬舎刊)では 「『オウンドメディア』を保有し、活用・運用していくことが、企業の売上向上やブランド強化につながる、という議論がウェブ業界で一種のブームになっています。」と説明があります。
一方で、企業主体で制作した媒体(冊子など)を顧客やステークホルダーに配布して関係性を構築・維持する活動は古くからありました。18pで説明したようにメディア(媒体)とは、情報の受け手と発信元を媒介するものであり、Webである必要はありません。
Webの登場でその活動ハードルが一気に下がり、SNSの登場で、その効果が高くなったということです。さらに対面機会が減っている昨今、オウンドメディアを始める意義も高まっていると言えます。
前出の書籍では次のようにも書かれています。「あらゆる広告手法が流行しては消えていく中で、この『オウンドメディア』はその言葉こそ最近のブームではありますが、考え方や意味合いはとても本質的で、ブランディングとも密接にかかわるものです」。
オウンドメディアは、人・ノウハウ・プロダクトを深く理解してもらえるという点で、企業の「ブランディング」戦略上の有効な手段になるということです。

PR