「オウンドメディア」の流行はいつから?もうすたれた?

戦略

「オウンドメディア」について聞いてみると、認知度やその認識は人によって大きな差があります。まず、広報やマーケティングに関わっている方は「〇年前(から)はやった(はやっている)よね」という認識の方も多いでしょう。
逆に、そもそも「オウンドメディア」という言葉を聞いたことがないという方たちも多くいます。そこで、本記事では、そもそも「オウンドメディア」とは?ということから、「流行時期」についても考察しながら、オウンドメディアの有効性について考えていきたいと思います。

オウンドメディアとはそもそもなに?

オウンドメディアとは文字通り自社が所有するメディアのことです。「自社で所有している」Webサイトという観点からは、従来型のホームページや自社運営ブログも含まれそうです。しかし、コンテンツマーケティングの世界でいう「オウンドメディア」とは、それらのことを指していません。

「Lil」(原則、企業側ではなく読者側の視点にたって)メディアとして継続的にコンテンツをベースに情報発信をするサイトのことを指します。。

広告という観点から見ると、「ペイドメディア」「アーンドメディア」「オウンドメディア」と分類されます。自社が所有しないペイドメディア(いわゆる一般のマスメディアです)は、企業から見ると広告料を支払って(Payd)コンテンツを掲載することになります。アーンドメディアは、消費者やユーザー起点のメディアで、Twitterやブログなどがそうです。信用を獲得(earned)しやすいメディアということです。

「オウンドメディアとは?」について詳しくは下記の記事をご覧ください。

オウンドメディアとは?ホームページやブログとどう違う?

はやった「〇年前」が人によって違う?

オウンドメディアで特筆すべきは、「〇年前はやった」という言う人の中には「5~6年前」「2~3年前」とその年に幅があるということです。つまり、最初にはやった頃から「やってみたけど挫折した(うまくいかなかった)」層と成功した層を輩出しながら、繰り返し「はやっている」ということなのです。実際、どうなのか書籍の刊行状況から推測していきましょう。

まず、『経営者のためのウェブブランディングの教科書』(佐野彰彦著/2015年・幻冬舎刊)では次のように記されています。

「オウンドメディア」を保有し、活用・運用していくことが、企業の売上向上やブランド強化につながる、という議論がウェブ業界で一種のブームになっています

自身の経験からも流行りの第一波は、たしかに(私が独立間もない)2014~2015年頃にあったと思います※。

当社でも大いに参考にしている、オウンドメディアを体系的に解説した書籍『Webコンテンツマーケティング~サイトを成功に導く現場の教科書』(発行エムディエヌコーポレーション)も2015年に刊行されています。

同様に2015年に刊行された『いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本~人気講師が教える宣伝せずに売れるしくみづくり』(発行:株式会社インプレス)もおすすめしたい良書です。この第一波では書籍のタイトルに(まだ名称が浸透していなかったためか)「オウンドメディア」という言葉が使われていないものが多数のようです。

2017年~2018年頃になると「オウンドメディア」という言葉が市民権を得たのを反映してか、その名称がタイトルに盛り込まれている書籍が多く刊行されています。たとえば『オウンドメディアのつくり方』(株式会社ビー・エヌ・エヌ新社)は2017年、『オウンドメディアのやさしい教科書~ブランド力・業績を向上させるための戦略・制作・改善メソッド』(発行エムディエヌコーポレーション)は2018年刊行です。

※なお『オウンドメディアで成功するための戦略的コンテンツマーケティング』という翻訳書が2013年に(私の古巣である)翔泳社から刊行されています(上右)。日本での(特にビジネス・マーケティング等の)ブームは欧米の状況その後追いすることも多いため、オウンドメディアに関しても同様の流れだったと推測されます。

「一時の流行り」ではなかったオウンドメディア

最初に紹介した『経営者のためのウェブブランディングの教科書』には、次のようにも書かれています。

あらゆる広告手法が流行しては消えていく中で、この「オウンドメディア」はその言葉こそ最近のブームではありますが、考え方や意味合いはとても本質的で、ブランディングとも密接にかかわるものです。

その言葉を裏付けるように、書籍の刊行は今年(2021年)にはいってからも続いています。たとえば、『24時間自動集客”オウンドメディア”マーケティング」(発行:合同フォレスト)という書籍が今年4月に刊行されました。このような状況からも「オウンドメディア」は一時に流行りを超えて、有効なコンテンツマーケティングとして定着しつつあるということがわかります。

なお、今回、ご紹介した書籍などはオウンドメディアを検討される際にあわせて、一読されてみるのをお勧めします。1人数十万といった高額なマーケティング講座もあるなか、最新の知識が書籍としてまとまっているわけですから、コスパがたいへん良いと言えます。

オウンドメディア構築サービス、提供しています

最後に宣伝です。私達、合同会社事業革新も「オウンドメディアは本質的に企業(プロダクト)ブランディングにつながる)」という考えに共感し、現在メインの事業の1つとして「オウンドメディア構築サービス」を打ち出しています。

もちろん、私のメディア運営者・編集者・記者としての経験や(共同代表)大高のWebマーケティングのノウハウがそのまま活かせるということも扱っている大きな理由の1つです。企画・コンテンツ制作・サイト構築も含め、短期間で高品質なオウンドメディア構築をしたいという企業様はぜひお気軽にご相談ください。

新事業への挑戦者を応援する「オウンドメディア構築サービス」

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